銀行 リスケ

借りることよりリスケです

売上利益が急減し、社長は資金繰りに奔走。
銀行に相談しても、追加融資は断られた。

 

「商エローンに借りようか……」
「個人のカードローンを限度額まで使おうか……」
「身内に頭を下げて金を借りようか……」

 

そんな考え方は一切やめましょう。
資金繰りが仕事の半分以上を占めている小さな会社の社長は、事業を再生させるために「銀行返済のリスケジュール」を実施すべきです。

 

社長が資金繰りに追われている状況では、中小零細企業では再生の手段を打つことができません。
「リスケ」とは「銀行借入のリスケジュール=条件変更」のことです。
ただし、 二一口で「リスケ」と言っても、「返済期間を延ばして、月々の返済額を減らす」「一時的に元金払いを少額にする」など、さまざまな方法があります。

 

しかし、実際には、「1年間元金返済をゼロ(または融資1本につき1万円)にすること」をお勧めしています。

 

理由はサイトで詳細に紹介していきますが、小さな会社にとって、中途半端なリスケでは、事業を立て直すことが極めて難しいのが現実だからです。

 

リスケこそが事業再生の王道

ここで間違ってはいけないのが、「利息の支払い」です。
利息支払いをゼロすることは不可能なことは押さえておきましょう。

 

企業規模の大小を問わず、窮境状態になった企業のほとんどが、リスケを事業再生のスタートとして既に実施しています。
中小企業の再生をサポートする「中小企業再生支援協議会」という公的な組織が全都道府県に設置されています。
中小企業庁が管轄している公的組織で、活動状況は随時ホームページで閲覧できますが、活動成果の約80%がリスケジュールとなっています。

 

つまり、公的な機関でも、事業再生の現場では、窮境状態の企業を救う第一歩は「リスケジュールの実施」というのがすっかり定着しているということです。
事業再生の基本に則って、まずはリスケを実行し、社長が事業の再生に注力できる時間を作り、社長の会社を再生させるというのは、事業再生の王道と言える方法なのです。

 

「確かに、1年間銀行への元金返済をゼロにすることができれば、資金繰りは落ち着くだろう。理屈はわかるが、そんなことを突然銀行に相談してもいいのだろうか?」

 

社長が当然に抱く疑間でしょう。
まったくその通りです。何の準備もなく、突然銀行にリスケを相談すれば、社長は大変スクを背負うことになりかねません。
なぜなら、「リスケを選択せざるを得ない」というのは社長の一方的な都合だからです。

 

銀行からすれば、一度決めた返済条件を、社長の都合で一方的に変更するリスケはもってのほか」と考えます。
そのように考えている銀行に、何の策もなく交渉しても、決してよい結果は生まれません。
逆に今まで築き上げた、社長と銀行との信頼関係が崩れ、「即刻、全額返済してください」
と銀行に要求されることにもなりかねません。

 

そんな恐怖が頭に浮かんだ社長は、リスケ交渉そのものを断念し、決してあってはならない選択を選んでしまいがちです。
つまり、仕入先の支払いを遅らせる、友人知人から資金無心する、町の金融業者から高利で借入する、従業員の給料を遅らせる、払うべき税金や社会保険が遅れる……。

 

まったくナンセンスです。

 

仕入先、従業員、協力者からの信頼を失えば、社長の事業継続そのものがさらに難しくなっていきます。

 

そんな考えは一切頭から外しましょう。
なぜなら、正々堂々、銀行とリスケ交渉を行なう方法が、確実に存在するからです。

 

どうやってリスケを勝ち取るか

リスケを勝ち取る交渉方法を知っていただければ、社長は、何も間違った選択を選ぶ必要はありません。その基本となるのが、次の3つを「知る」ことです。

 

@銀行のリスケに対する考え方や、銀行の中小零細企業の見方を知る
銀行のリスケに対する考え方、銀行は社長の会社をどのような視点で見ているのかを知る
ことです。銀行の考え方がわかれば、社長自身で心構えが整理できる上に、具体的な対処方法を想定できます。

 

Aリスケ交渉によって、社長にどのようなリスクがあるかを知る
「リスケ交渉によって、とんでもないことが起こるかもしれない」という不安を除去する必要があります。社長が不安を抱えたままでは、交渉そのものに入れません。起こり得るリスクが何かを明確にし、その対処方法が何かを知ることが重要です。

 

B銀行交渉を有利に進めるノウハウを知る
リスケ交渉は銀行という相手がある交渉です。銀行員の立場、感情、実務面の問題を、社
長が考慮することが重要です。円滑に交渉を進めるためのノウハウを詳しく説明します。

 

以上のような、基礎、理論、実践方法を押さえれば、社長が初めて経験する、「借りたお
金を(一時的に)返さない」という交渉を有利に進めることが、確実に可能になります。